宮古島に移住したい!特徴や費用、家・仕事探しなど気になる移住事情を紹介
宮古島への移住を考えていても「実際住むとなると費用や家、仕事探しなど実際どうなの?」と気になる方もいるでしょう。そこで今回は、宮古島の特徴や魅力はもちろん、知っておきたい移住のデメリットや費用、住まいやお仕事事情、後悔しないポイントまで詳しく解説します。
目次
宮古島の特徴や魅力
はじめに宮古島の特徴や基本情報について押さえましょう。
宮古島市の基本情報
人口 | 人口約55,000人 |
---|---|
総面積 | 204平方km |
交通 | 車・路線バス・タクシー |
宮古島へのアクセス |
|
買い物 | スーパー、コンビニ、ドラッグストアなど |
学校・教育機関 | 保育園、幼稚園、小・中学校、高校 |
医療機関 | 総合病院、診療所、歯科診療所 |
宮古島市は沖縄本島から約300km南西に位置し、「宮古ブルー」と呼ばれる美しいビーチが点在しています。宮古諸島には宮古島を含めて池間島、来間島、大神島、伊良部島、多良間島、水納島の8つの島が存在しています。宮古島はそのうち池間島、来間島、伊良部島の3つの島と橋でつながっているため陸路で移動が可能です。
また、宮古島は約3~4時間ほどで島一周ができ、島全体が平坦な土地が多いのも特徴といえます。
宮古島の総人口は約55,000人で、市民の大部分は中心地である平良に住んでいます。平良市街に市役所や病院、スーパー、コンビニ、飲食店、お土産屋さんなどさまざまなお店が集中し生活しやすい環境があるほか、ビーチも徒歩圏内で気軽に行けます。
宮古島の気候や台風
宮古島は高温多湿な亜熱帯海洋性気候に属し、一年を通して暖かく年平均気温は23度、年平均湿度は約80%となっています。四季を通して暖かいため暖かい場所で過ごしたいという人にはぴったりといえます。
ただし、8月は台風の多いため、住むとなれば適切な台風時の備えや対策が必須となります。
宮古島の交通アクセス
宮古島までの交通手段は現在飛行機のみで、直行便で沖縄本島(那覇)から約50分、東京(羽田・成田)から約3時間、大阪(関空)から約2時間半で行けるほか、名古屋(中部)、福岡からも直行便が運航しています(一部季節運航)。
離島間のアクセスは車で橋を渡っていける島もありますが、多良間島、石垣島との間を結ぶ離島便や、周辺の離島を結ぶ旅客フェリーなども運航しています。
宮古島の観光スポット
宮古島で人気なのは絶景の中のドライブやマリンスポーツです。橋でつながっている周辺の島へは車で渡ることができ、中でも伊良部大橋はサンゴ礁の海の上をドライブして爽快な気分になれると人気のスポットになっています。
また、与那覇前浜ビーチは東洋一の美しさで知られているほか、平良市街地から10分ほどで行けるパイナガマビーチなど、沖縄屈指の美しい海が身近に楽しめます。SUPやシュノーケリング、鍾乳洞探検などさまざまなマリンアクティビティが楽しめるのも魅力でしょう。
宮古島移住のデメリットや注意すべき点は?
宮古島は魅力がたくさんありますが、移住にあたってのデメリットや注意点も気になりますよね。例えば、以下のような注意点が挙げられます。
- 台風や津波
- 送料や日数がかかる
- 車がないと移動手段が限られる
台風や津波
宮古島は台風が発生しやすい地域なため、停電が発生したり、インターネットが止まってしまうことも。また台風シーズンは食料・生活用品が品薄になることもあるため、台風が近づく前に食料品や非常用品の確保をしておくことが大切です。特に、海の近くは津波で大きな被害を受けることがあります。
被害を防ぐためには、行政の公式サイトや地元住民のアドバイスなどを参考に正しい知識を身に着け適切な備えが必要です。
送料や日数がかる
離島暮らしでもネットでショッピングができて便利な時代になりましたが、本土と比べると生活にいろいろと不便を感じることもあるかもしれません。
例えば、ネットで買い物をする際には日本本土からだと送料がかかるうえ、届くのに1週間以上かかる場合もあります。
あらかじめネットショッピングは本土よりもお金や日数がかかるということを頭に入れておきましょう。
車がないと移動手段が限られる
宮古島は基本的に車がないと生活が不便に感じるかもしれません。
路線バスやレンタカー、タクシーといった移動手段はありますが、移動のたびにコストや手配する手間がかかってしまい買い物や通勤などが不便になる場合もあります。
宮古島を快適に楽しく過ごすためには、移住する地域の交通手段や車を所有するかどうかもあわせて考えておくとよいでしょう。
宮古島移住にかかる初期費用は?
移住を考えるうえで、引っ越しや住まいなど、初期費用がどのくらいかかるのか気になる方も多いでしょう。ここでは主要な初期費用について詳しく解説します。
- 引っ越し費用
- 車の輸送費用や飛行機代
- 賃貸物件の契約費用
引っ越し費用
引越しにかかる費用は、東京から宮古島まで約30万前後、大阪から宮古島なら約25~30万が相場といわれています。しかし、地域や時期などによっても大きく変動するため、あくまで目安として参考にしてください。
引越し費用を抑えるためには、必要最低限の物に絞ったり、繁忙期は避けるなど安くなる方法を調べたり、事前に引越し会社へ相談し比較検討することをおすすめします。
賃貸物件の契約費用
賃貸物件を契約する際は、「礼金」「不動産会社の仲介手数料」「保険料」などさまざまな初期費用がかかるほか、ネット環境の契約なども別途費用がかかります。
また、賃貸物件や戸建てかマンション・アパートかによっても費用が異なるため、不動産サイトを利用して相場を把握しておきましょう。
車の輸送費用
移住先で車の所有を検討している場合は、車の輸送費も把握しておきましょう。
宮古島は本州・四国・九州を結ぶ陸路がないため、車を運ぶ際はフェリーによる海上輸送のみとなり、数万円程度が相場といわれています。
コストもふまえて持ち込み時期やどこから輸送するかなどを計画し、スムーズに移住ができるよう準備をしましょう。
宮古島での生活費や物価はどのくらい?
宮古島は地域によって異なりますが、一般的に本土と比べて物価が高めの傾向です。本土から物資を仕入れるため輸送コストが加わるためです。特に離島は、生鮮食品やガソリン代も高くなる傾向にあります。
参考として令和6年度9月24日時点のレギュラーガソリン(1ℓ当たり・税込価格)は、本島平均で169.0円(税込)に対し、離島平均では197.5円(税込)となっており価格差は28.5円(税込)となっています。※沖縄県公式ホームページ:県内離島の石油製品小売価格の状況より
しかし、地元の新鮮な野菜や果物、魚を購入するなど工夫次第で一部の生活費を安く抑えることもできます。
宮古島の住まい事情
宮古島へ移住するなら住まい事情も押さえておきたい情報です。SUUMOの調査によると宮古島市のマンションの家賃相場は以下の通りとなっています。東京の都心エリアと比べるとかなりリーズナブルで、沖縄の那覇市と比べても比較的安い傾向にあります。
▼宮古島市の家賃相場
※SUUMOの沖縄県の家賃相場情報より(2025年1月10日更新)
ワンルーム 1K/1DK 1LDK/2K/2DK 2LDK/3K/3DK 3LDK/4K~ マンション 3.5万円 3.8万円 4.2万円 4.9万円 5.8万円~
しかし、宮古島では昨今のリゾート開発の需要により、賃貸や売買物件が不足し価格の高騰が続いています。また、物件情報も少ない傾向にあるためこまめに価格の動向をチェックしましょう。
宮古島のお仕事事情
職業や経験スキルによっても差があるためあくまで参考となりますが、宮古島市の正社員の平均月収は約22万程度、アルバイト時給は1,020円が相場です。(※2025年1月更新)
宮古島は、観光業や農業、飲食店関係、リゾート開発による建設業の需要が高いほか、介護や保育も人手不足で需要が高い傾向にあります。
宮古島での求人情報を探すなら、地域に特化した求人数が多いサイトや、自治体の求人者向け情報などを活用しましょう。
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宮古島移住に失敗・後悔しないための心構えやポイント
移住したいけど「失敗したらどうしよう」といった不安からなかなか一歩を踏み出せないという人もいるのではないでしょうか。失敗や後悔の少ない移住を叶えるためには、以下のような点を押さえておきましょう。
- 事前に仕事探しや働き方を検討しておく
- 気になることや不安なことは情報収集しておく
- コミュニティや地域文化を柔軟に受け入れる気持ちを持つ
事前に仕事探しや働き方を検討しておく
移住において大きな心配事の1つが、仕事探しではないでしょうか。
事前に求人サイトや自治体の仕事情報をリサーチし、自分の経験やスキルとマッチするお仕事を見つけることが大切です。
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気になることや不安なことは情報収集しておく
仕事や生活、住まい事情など気になることや不安なことは事前に情報収集したり、自治体に相談しましょう。移住支援や助成金など自分に合った支援制度を活用することで、移住費用を抑えることもできます。
とはいっても、実際に行ってみないと分からないこともあるため一度短期の旅行でもいいので現地へ行ってみるのもおすすめです。
コミュニティや地域文化を受け入れる気持ちを持つ
移住をするなら沖縄独特の文化や方言、地域性などの理解をすることも大切です。地域やコミュニティに馴染むためには、地域の人とのコミュニケーションが鍵となります。
地域の人とうまく人間関係を構築できれば、何かあったときにお互いに助け合うことができ、移住生活もより充実したものになるでしょう。
宮古島移住を叶えるためには、事前の準備がカギ!
宮古島への移住を検討するなら、宮古島の特徴や魅力はもちろん、移住にかかる費用や住まい、仕事探しなど押さえておきたいポイントがいくつかあります。後悔しないためにも移住支援や助成金など最新の動向をチェックし、準備を進めましょう。特に、移住先での収入源を確保するためには仕事探しもカギとなります。
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